100歳まで好きなことをして過ごす心身(カラダ)づくりのために

長生きするために For Long-Life
カラダづくりのために For well-being
長寿 Longevity
回復・克服 Resilience
長寿レジリエンス科学 Longevity and Resilience

講座でのとりくみ

長寿レジリエンスを科学する

超高齢社会(65歳以上が21%以上の人口構造社会、2024年10月時点で29.3%)となった本邦では、保健・医療・介護分野のみならず、社会全体で健康への関心が高まり、啓蒙・啓発活動が頻繁に催されるようになりました。本寄付講座は、『エネルギー代謝制御を基盤とした老化関連疾患の制御と健康寿命の延伸のための研究開発』を理念とし、健康な心身(カラダ)づくりのための研究成果を発信して社会に貢献していきます。

老化の原因・経過を解明する

『老化研究の成果を長寿研究の糧に』をスローガンに、老化の原因であるミトコンドリアの代謝障害や酸化ストレス傷害を原因とする身体・精神・認知フレイルの発症機序を解明し、その予防や改善に貢献する研究開発をおこないます。

カラダづくりの代謝を制御する

各種フレイルの予防・回復機構を解明し、カロリー制限模倣物質や健康回復有用物質を探索し、その効果を科学的根拠(エビデンス)に基づいた各階層(エピジェネティック制御レベル、シグナル伝達タンパク質制御レベル、アロステリック効果代謝制御レベル)で検証し、健康な心身(カラダ)づくりを可能にするエビデンスを重視した物質の上市を目指します。

【老化の起承転結】

【起】

ヒトは、時の経過(加齢)と生体の衰え(老化)を併せて認識できる生物です
「加齢とは、生体における時間経過です」
「老化とは、時間経過による『心身(カラダ)の衰え(いわゆる生理機能の低下)』です」

【承・転】

【承】
「老化は、短期的に認識されることは稀で、経過を知らずして結果として認識されることが多いです」

【転】
ヒトは、生体の変容(いわゆる変化の経過または積み重ね)を感知して制御できます
「心身(カラダ)は、成長期間・生殖期間・老化期間で段階的に変化します」
「ヒトは、老化期間を長くして、寿命を延ばしてきました」

【結】

100歳まで好きなことをして過ごす心身(カラダ)づくりのために、
「心身(カラダ)の変化を、いち早く認知し、適応して回復・克服することが可能です」

代表メッセージ(ご挨拶)

 当講座「長寿レジリエンス科学」は、合同会社林田理財代表の林田隆広先生(医学博士)、ならびに合同会社SAGL代表の下川功先生(長崎大学名誉教授)の多大なるご支援を賜り、2025年度に東海大学医学部医学科基礎医学系分子生命科学領域に開設いたしました。
 1974年、東海大学に医学部が設立されて、鈴木孯之先生(東海大学名誉教授)、石井直明先生(東海大学名誉教授)が、老化研究を始められました。老化の原因は様々であり、その学説は多岐に亘っています。お二人は、これらの学説のうち老化の原因が酸化ストレスであるという「フリーラジカル説」を証明するため、さらにこの学説に準ずる責任遺伝子を特定するために研究を推進されました。
 1998年、その成果が世界でも有数の科学誌Natureに掲載されました。老化の原因が酸化ストレス・活性酸素種であること、その責任遺伝子がミトコンドリア呼吸鎖を担うものであることを世界に先駆けて証明し、世界の脚光を浴びました。
 現在、ヒトの加齢変化すなわち老化を科学する研究に取り組んでおり、徐々にその全容が明らかになりつつあります。これらの現象に適応し回復する、またはこれらの現象を克服する心身(カラダ)づくりに貢献するための研究を推進しています。
 本講座の設立を機に、50年来の老化研究の成果を、長寿を目指した科学研究へと発展させていく使命を仰せつかりました。『エネルギー代謝制御を基盤とした老化関連疾患の制御と健康寿命の延伸を目指した研究開発』を理念として、研究成果を発信していきます。

東海大学医学部医学科基礎医学系分子生命科学領域 准教授
石井 恭正

寄付講座「長寿レジリエンス科学講座」 
〒259-1143 神奈川県伊勢原市下糟屋143(〒259-1193 神奈川県伊勢原市下糟屋143 東海大学医学部分子生命科学)